近代日本の身装文化(身装画像)
説明 まもなく桜が咲くという季節、しめやかな雨の降る漁師町の夜更けに、人に知られたくない用件で高利貸の門を叩く男。「縞の外套(マント)を着、黒の山高帽を冠り、金縁の眼鏡を掛けた守衛の、才六を嘲る顔色まで見えた」。開きかけの蝙蝠傘を持ち、白足袋に爪革のかかった高下駄を履いている。紳士風で、外套の下は和服だろう。外套は角袖のもじりのようにも見えるが、袖つけの具合からは二重外套、つまり二重廻しだろう。本文では外套にマントというルビがふってある。マントという言葉が、トンビと同じように言いやすいため、外套と同義語として使われている例。(大丸 弘)
ID No. A13-007
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1913(大正2)年4月3日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 裸:秘密(1)
作者 根本吐芳(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jki:[気象条件(雨,雪,強風,強い陽射しなど)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード 山高帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];白足袋;爪革;高下駄;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性
体の部分 全身