近代日本の身装文化(身装画像)
説明 講談種の貧乏話。盲目の病父のために、着ている羽織を売って薬を買う娘。極貧の裏長屋でも、枕屏風はなかなか手放さなかった。ふつう押し入れはないので、物入れの葛籠の上に娘の布団が畳んでのせてあるが、正面に上下二段の押し入れのようなものがあるのはわからない。継ぎだらけの袂で涙を拭いている娘は、たぶん短めに切った髪を、上で束ねている。束髪という言葉は、本来はこの「つくね髪」から取られた。人の手を借りず、自分でまとめる、という意。(大丸 弘)
ID No. A12-064
出典資料 都新聞
発行年月日 1912(大正元)年10月14日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 正直屑屋(16)
作者 富増正蔵(生没年不詳)[作];伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)[補]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
Vfu:[振袖;袂]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Ets:[つぎ;繕い]
D4by:[病人;けが人;障害のある人]
Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(大正元)年
国名 日本
キーワード 貧乏;つくね髪;素足;しぐさ;袖口で涙をぬぐう;布団;葛籠(つづら)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥;横臥