近代日本の身装文化(身装画像)
説明 回顧場面。十八年前、口車に乗せられて結婚した相手にわずか十日で逃げられ、残されたのは借金とお腹の子だけ、という始末。置き手紙を前に泣き伏す新妻。妻は結婚したての大きな丸髷だが、こんな角度から描かれるのはめずらしい。顔を覆っている袂に触れそうな部分は前髪。その上(実際は後ろ――以下同じ)に櫛が見え、その上が髷。髷は中に紙製の型を入れて大きさを決める。結婚したてのいちばん大きな型を司(ツカサ)といった。その上に尖っているのが髱(タボ=後ろ髪)。周りを丸く包んでいるのが鬢(ビン=横髪)。(大丸 弘)
ID No. A11-067
出典資料 国民新聞
発行年月日 1911(明治44)年12月2日号 6面
小説のタイトル 花地獄(4)
作者 五竹園(小川栄)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vta:[足袋]
D801 :[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
Vfu:[振袖;袂]
時代区分・年代 20世紀前半;1911(明治44)年
国名 日本
キーワード 置き手紙;前髪;髱(たぼ);司(つかさ);お太鼓結び;突っ伏す;号泣する
男女別 女性
体の部分 全身;横臥