近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第6回はお弟子さんたちの来るまでにサッと行水を浴びて、大肌脱ぎになっていま牡丹刷毛を使っている。粋を売物にする種類の女は襟白粉を塗るので、どうしても肌脱ぎにならなければならない。濡れ手拭いを背中に当てているのは余分の白粉を拭きとるため。そばに奇妙な形の蚊燻しがあるが、下町の職人たちは夏のあいだ蚊が多くて仕事にならず、それで稽古場出入りをする連中を蚊弟子などといった。暑いあいだは師匠連の稼ぎ時だった。その若い師匠が、化粧をすませて来客をもてなしているのが第7回。師匠の結っている髪は島田で髷はけっこう高い。帯はたぶん引っ掛け。こうした稼業の女が、家でお太鼓結びに結んだりしたら、かえっておかしい。(大丸 弘)
ID No. A11-059
出典資料 都新聞
発行年月日 1911(明治44)年7月12日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 影絵(6)
作者 東籬庵(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
D3had:[肌脱ぎ;胸のはだけ・くつろげ]
D1kes:[化粧;表情;容貌]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 20世紀前半;1911(明治44)年
国名 日本
キーワード 大肌脱ぎ;濡れ手ぬぐい;立て膝;鏡台;牡丹刷毛;化粧ブラシ;蚊燻し(かいぶし);うちわ;座布団;格子窓
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A11-059, A11-060