近代日本の身装文化(身装画像)
説明 先妻の子に嫁いできた嫁を嫌う姑、その姑の実子である心優しい小姑。小田原近辺の海を見晴るかしている二人の女は、産後の肥立ちが悪く、ようやく回復した兄嫁と、それに付き添っている義理の妹。説明は「いずれも束髪で」だけですましている。二人の髪がまったく同じかどうかはわからないが、手前の妹の方は、一度てっぺんで結んだ髪を、うしろの方へもってきて、うなじのあたりで丸めて櫛を挿しているよう。変わった髪だが、こうした小さな変化や工夫にいろいろな名称がついて、新聞で紹介されたりした。しかしいずれにしろ髪を見ただけでは、子持の女と、結婚前の妹との区別がつかない。それを世も末のように嘆く人もすくなくなかった。(大丸 弘)
ID No. A11-055
出典資料 都新聞
発行年月日 1911(明治44)年4月16日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 白桔梗(1)
作者 若翁子
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
Vhi:[被布]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
K6:[海;河川;湖沼]
時代区分・年代 20世紀前半;1911(明治44)年
国名 日本
特定地域 神奈川;小田原
キーワード 庇髪;肩掛け;コート;吾妻ショール
男女別 女性
体の部分 全身;上半身