近代日本の身装文化(身装画像)
説明 軒先にアンティークな灯籠の下がっている縁先に端居しているのは、この家の主婦とその妹娘。姉は花のさかりの二十四歳で気品高い美貌の持ち主だが、出入りの商人などからは高慢な女ということで評判が悪い。彼女は廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)で、細かい柄のおそらく小紋のきものの上に被布を着ている。見慣れないと外出着のコートのように見えるが、これは家の中でも外でも着られる、羽織のようなものだった。作者はその、高慢という姉に対して妹の方を、「廂髪の淺乃に対した彼女の温和(オトナ)しい島田髷は一層上品に見えている」と書いている。おそらくこれも現代の人の目から見ると反対だろう。廂髪はこの時期、女学生だけでないトップモードだった。(大丸 弘)
ID No. A11-001
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1911(明治44)年1月1日号 11面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 家の柱(1)(1)
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
G043:[縁先;縁端]
時代区分・年代 20世紀前半;1911(明治44)年
国名 日本
キーワード 庇髪
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥