近代日本の身装文化(身装画像)
説明 格式高い家の令嬢と、家出したその兄の学費を貢ぐ芸者。二人は仲がよく、令嬢は毎週のお茶の稽古の帰りにはきっと芸者のもとに立ち寄る。画面左、束髪の令嬢は箸で菓子を挟みながらふり向いている。芸者の芸者島田も大きいが、全体のヴォリュームはむしろ束髪の方が大きいくらいで、詰め物をしてこの大きさにするのだから、三十年前の〈婦人束髪会〉の趣旨からはずいぶん遠くなっている(→年表〈現況〉1885年9月 「束髪の日本風と西洋風」大阪朝日新聞 1885年9月23日3面)。着ているのは被布。芸者は縞のきものの上に羽織を引っ掛けている。羽織も被布も同じように家の内外で着られたが、被布はより上品で、やや古風ともいえる。(大丸 弘)
ID No. A10-068
出典資料 都新聞
発行年月日 1910(明治43)年12月6日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 寒菊(37)
作者 東籬庵(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2sim:[島田;高島田]
Vhi:[被布]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 芸者島田;火鉢;薬缶(やかん);急須;茶碗;お盆;茶筒
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥