近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この時代のハイカラとはどんな組み合わせを指しているかが解る、第1回のヒロイン紹介。沼津在の海辺の寺に泊まっている、二十二,三のこの女性は、髪は束髪に三枚櫛、着ているのは疎(アラ)い中形の浴衣に、絽繻珍の帯をしめ、穿いているのはパナマ表に繻珍鼻緒の空気草履。束髪は油で固めるのではなく、何枚かの大きな櫛とたくさんのピンを使ってかたちを保つ。それでもかたちの崩れやすいため、束髪を結っている人はこの絵のようにいつもなにげなく髪をおさえる癖がつく、と笑われた。空気草履というのは重ね草履の中にクッション材を入れたもので、そのクッション材にはいろいろな工夫があったが、空気でも入っているようだというのでこの名がある。(大丸 弘)
ID No. A10-056
出典資料 都新聞
発行年月日 1910(明治43)年6月11日号 1面
小説のタイトル 黛(1):手鏡
作者 遅塚麗水(1866-1942)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vyu:[ゆかた]
Vob:[帯]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
特定地域 静岡;沼津
キーワード 中形浴衣;帯締め;帯揚げ
男女別 女性
体の部分 上半身