近代日本の身装文化(身装画像)
説明 いくらか入れるか証文を書き替えるかと迫る高利貸し。小金を持っている後家さんや駄菓子屋の婆さんなどで、零細な金を用立ててくれるような素人金貸しが、身近なところにけっこういた。その中には森鴎外の『雁』の末造のように、本格的な金貸しに「出世」する人もある。高利貸しというと、ラッコの毛皮の襟が付いた二重廻しを着た人相の悪い老人、というイメージがあるが、この男は堅気の商人風。かたわらに置いた革鞄だけが呉服屋の番頭などにはそぐわない。黒襟の付いた半纏の下に色はわからないが格子縞のきもの、角帯をきちんと結んで、たぶん紺色の前垂れ、濃い色の襦袢の下に丸首のメリヤスシャツが覗いている。(大丸 弘)
ID No. A10-023
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1910(明治43)年10月23日号 6面
小説のタイトル 山の家(13)
作者 大森痴雪(1877-1936)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhat:[半天;どてら]
Pu0:[アンダーウエア]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wka:[鞄]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 高利貸し;黒襟;格子縞のきもの;メリヤスシャツ;前垂れ;革かばん;正座
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥