近代日本の身装文化(身装画像)
説明 北国の田舎町の、女学校を出て今年十九になる呉服屋の娘、しばらく通っていた小さな病院の若い薬剤師と、将来の話をするようになった。継母との間がうまく行かず、東京に出たい娘だが、家族の協力は得られずに悩んでいる。娘の束髪にはまだこんもり高い髷があって、この回顧シーンの当時はやった二百三高地。束髪はたいていは自分でまとめ上げるものだから、形もその日によって多少違うし、この娘のように崩れたようになりやすい。それは商売人の結うほど、根を固く結ばないせいもある。男は鳥打帽にYシャツのカラーはこの時代、カジュアルにもこうしたスタンドカラーがふつうで、取り外して洗えるようになっているものが多かった。(大丸 弘)
ID No. A10-021
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1910(明治43)年7月2日号 4面
画家・撮影者 辻村秋峯(1871-没年不詳)
小説のタイトル 昔の女(3)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Whan:[ハンカチーフ]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wme:[眼鏡]
Wne:[ネクタイ;ネックバンド]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 女学校出;二百三高地髷;リボン;花簪;ハンカチを握りしめる;薬剤師;鳥打帽子;鳥打ち帽子;ワイシャツ;ホワイトシャツ;立ち襟;スタンドカラー;チョッキ
男女別 男性;女性
体の部分 上半身