近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ひとりの日本人男性をめぐって向かい合う伯爵夫人と、フランスの女性音楽家。伯爵夫人は襟を詰めた着方のきものに被布を重ねている。フランス女性はボトルネックのブラウスのうえに白いウェストコートと黒っぽいスカートのカジュアルなスタイル。髪はふたりとも廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)風。明治十年代の日本の束髪が仏蘭西巻・英吉利巻とあったように、欧米風俗の追随だったことはだれも知っているが、その後の束髪の変化が、同時代の欧米のヘアスタイルを反映して進展していたことはわりあい知られていない。この挿絵は、明治の末に日本と欧米の女性のどちらもが同じような髪型をしている数少ない例。もっとも、毛質の柔らかい欧米女性は、より変化の多い、また複雑な髪型をつくることができたのに対して、日本女性の髪ではより単純で、堅い印象のスタイルになるのはやむをえない。(大丸 弘)
ID No. A10-004
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1910(明治43)年1月10日号 4面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 外相夫人(10)(1):大仕事(8)
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7se:[西洋人モデル;混血児タイプ]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D2:[ヘアスタイル]
Vhi:[被布]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 伯爵夫人;フランス人女性音楽家;庇髪風;ボトルネック;ウエストコート;ウェストコート;スカート;洋室;テーブル;生け花;コーヒーカップ;ソーサー;カーテン
男女別 女性
体の部分 全身;上半身;坐臥