近代日本の身装文化(身装画像)
説明 育ての親、にせの親、仮の親などと話はややこしいが、この場面には関係ない。一緒に朝食を摂っているのはこの家の主人と、一夜をともにした若い女。男は紺飛白のきものに紺飛白の羽織を着ているが柄はちがう。家でのふだん着にも改まった機会以外の外出にも、紺絣くらいとりわけ若い男のきものとして広く用いられたものはないから、柄も多様で、木綿ではあっても中には本薩摩絣のような、かなり高価なものもあった。女の着ているのは被布。被布は羽織と同じように家の内外で着られたが、このころからだんだん廃れている。肩口に、小襟という三角形の襟が覗いているのが、コートとはちがう被布の特徴。頭は大きな廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪。(大丸 弘)
ID No. A09-100
出典資料 時事新報
発行年月日 1910(明治43)年2月3日号 11面
画家・撮影者 渡部審也(1875-1950)
小説のタイトル むら鵆(むらちどり)(85)
作者 清夢楼
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀初め;1910(明治43)年
国名 日本
キーワード 朝食;御膳;食事;座布団;おひつ;紺飛白;庇髪;小襟
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥