近代日本の身装文化(身装画像)
説明 主人公を鉱山の仕事に誘っている男は、赤毛布(アカゲット)の外套を羽織の上に着ている。その説明が具体的だ。彼は主人公が人目を避けるためにと、その着ていた赤毛布を貸すのである。「男は着ている表皮(ウワカワ)を脱ぎ、二つに折って通した紐を抜きとり、毛布だけを二郎にわたした。いよいよ赤毛布の厄介になるのである」。田舎もののシンボルのようにされた赤ゲットの外套が、みんなこうした構造だったのかどうかわからないが、ふつうは外套など必要としない農民が、一生に一度の東京見物に着て行く外套は、たいていはこの式のものだったにちがいない。とすれば、寝具としての縞入りの赤毛布はずいぶん普及していたことになる。(大丸 弘)
ID No. A09-080
出典資料 時事新報
発行年月日 1909(明治42)年2月20日号 11面
小説のタイトル 生死(しょうし)(5)(9):活地獄
作者 伊藤銀月(1871-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vwa:[男性和装外套]
Vhao:[羽織]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Vmom:[股引]
Wzo:[草履;草鞋]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
K1:[集落]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 田舎;赤毛布(アカゲット);短かきもの;ぞうり
男女別 男性
体の部分 全身