近代日本の身装文化(身装画像)
説明 西洋料理店の二階で新年の祝杯を挙げているふたりの陸軍中尉。だいぶ酔いが回って、惚気ばなしがはじまったところへ、「女給仕」がロールキャベツを運んできた。女給仕の髪は「大廂髪(オオヒサシ)」とルビが振ってある。ふたりの軍人と女とはかなり昵懇の間柄とみえ、女を光さんと呼んでいるが、それでもちょっとした冗談のやりとりの中で、袖口を口に当てるようなしぐさは、この時代以後にはあまり見られなくなる。軍人ふたりの軍服は、胸に下げたたくさんの勲章から新年の礼装であるらしい。陸軍将校の制服には正装、礼装、軍装、略装の四種があり、日露戦争(1904年,1905年)の写真でなじみの軍服は戦争直後の1906(明治39)年の改正ですっかり新しくなり、このふたりの着ているタイプの軍服がほぼそのまま、大正・昭和期に続いてゆく。(大丸 弘)
ID No. A09-050
出典資料 都新聞
発行年月日 1909(明治42)年1月1日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 剣の舞(1)
作者 遅塚麗水(1866-1942)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H11:[宴会の座敷;レストラン]
D4gu:[軍人;武人;騎士]
D7jok:[女給(カフェー,飲食店ウェートレス)]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 西洋料理店;祝杯を挙げる;陸軍中尉;軍服;勲章;大庇髪;しぐさ;袖口を口に当てる;テーブル;テーブルクロス;椅子;コンポート;洋皿;グラス;カスターセット;花瓶;カーテン
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥