近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第1回,第2回は、独り住まいの貸家を探している最中の主人公。この女性の丸髷の髷の大きさは、年増女の、つまり丸髷ほど色っぽい髪はない、と言われる年頃にふさわしい。前髪が小さめなのは明治風で、こののち大正・昭和と前髪がずっと大きくなったことで、形は整ったものの、色気、と言われたやさしさは薄れたかもしれない。この女性は下町の豊かな商家の娘だが、その美貌が仇になって身持ちが治まらず、男から男と転々としながら、しかし肌身を許すことは決してない、という不思議な女性。作者は美貌美貌と繰り返し言っているが、この挿絵によって、読者に本当にそれを納得させられたのだろうか。[やまと新聞]の挿絵は父親の関係から鏑木清方も長いこと担当し、この時代にはあの伊東晴雨が在社していたのだが、この作品は、新聞の挿絵よりも、雑誌の口絵のほうで知られている「暁舟」の署名入りである。(大丸 弘)
ID No. A08-175
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1908(明治41)年10月12日号 6面
画家・撮影者 田代暁舟(1878-没年不詳)
タイトル
小説のタイトル 柵(しがらみ)(1)
作者 山岸荷葉(1876-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D2ma:[丸髷]
Vhan:[半襟]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A08-175, A08-176, A08-180
著作権情報
備考