近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ひきつけを起こした幼い弟を周囲の人が介抱している。それを見守っている姉。「娘は血色の美しいむっちりとした肉付きで白地に大きい模様のある浴衣を着た」と、着ているものについての簡単な衣裳付けはあるが、そのあとは、きものを介しての肉体の描写が念入りで、紅葉門下の自然主義派と目された作者小栗風葉の面目か。「肩からふっくりと乳の辺りまで盛り上がった胸元にかけての豊かな肉(シシ)置き、坐ったので、丸々とした腰から股の辺りの薄い単衣は張り切れるまでぴったり肉に食付いて、女の滑らかな肌の線は、着物を透かして強く男の目に見えた」。また挿絵に描かれている二百三高地風の束髪は、「房々と柔らかな髪の毛は、洗い髪にして散らしたので」という本文とはちがっている。(大丸 弘)
ID No. A08-018
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1908(明治41)年10月10日号 4面
画家・撮影者 多田北嶺(生没年不詳)
小説のタイトル 春潮(1)(3)
作者 小栗風葉(1875-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vyu:[ゆかた]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Jhi:[人と動物;ペットと人]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード 二百三高地髷風;浴衣;お太鼓結び;正座;犬
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥