近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ミッション女学校の研究科生徒。高等女学校は前年の1907(明治40)年に制度が改まり、第二次大戦以前のかたちがほぼ確定した。五年の本科を終了して二年の研究科在籍中のヒロインは、十七,八歳ということになる。第45回の自宅での姿、第50回の在校中の姿、第51回の在校中だが校長室に呼ばれたとき、髪はもちろんいつも束髪だが、この娘が非常に毛の多い人であることがわかる。すこし年がいくとなにを結うにも入れ毛の心配をする人が多くなるが、若い人の中には毛が多すぎて日本髪でさえ結いにくい人があった。この娘が余りの毛を後に垂らしているのは、毛の処理でいつも面倒な思いをしている、ということもあるにちがいない。十代の女性は櫛などの髪飾りをあまり用いず、リボンを多用する。大人の女性の束髪が二枚櫛、三枚櫛で飾られるのに対し、リボンは若さや、ときには子どもらしい愛らしさの表現だった。(大丸 弘)
ID No. A08-005
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1908(明治41)年2月19日号 8面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 寒潮(50)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D7jog:[女学生]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhaf:[袴(女性)]
G43:[学校]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード リボン;庇髪
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報 A08-004, A08-005, A08-006