近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二つの場面の時間はちがうが、主人公の着ている二重外套は同じもの。第40回は梅田に着いた汽車から降りると、父親とのきびしい話し合いを予想して思い詰めた表情の主人公。第58回ではその後ろ姿が見える。二重外套にはいろいろなタイプがあり、第58回の右端の紳士の着ているものは、幅の広い毛皮の襟がついた旦那風。若い主人公のものは幅10センチ程度のおそらくビロードの襟がつき、第58回ではそれを立てている。第40回は夜行の汽車を降りてまだ朝飯も食っていない早朝で、「頸に巻いた絹半巾(ハンカチ)が横にねじれたのを直す暇もない」とある。ハンカチを首に巻くのは東京で女学生がよくやっていて、新聞雑誌の流行批評などではずいぶん馬鹿にされてた。(大丸 弘)
ID No. A07-103
出典資料 報知新聞
発行年月日 1907(明治40)年11月27日号 8面
小説のタイトル 寒牡丹(40)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Whan:[ハンカチーフ]
時代区分・年代 20世紀初め;1907(明治40)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 中折帽子;中折れ帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];ビロードの襟;ハンカチを首に巻く
男女別 男性
体の部分 上半身
関連情報 A07-103, A07-105