近代日本の身装文化(身装画像)
説明 住吉浜で催された関西実業界の園遊会に、父親の名代でいやいや出席した主人公。豪富にふさわしい派手好みの父親とちがって、なにかにつけて控え目。「結城紬の単衣ものに黒絽三つ紋の羽織、それに粗末な嘉平次平の袴を穿いて、茶の中折帽の古びたのをかぶって居る」。結城紬は安くはないが、嘉平次平の袴は明治時代に流行した実用的な銘仙袴で、主人公はふだんに穿いているものだろう。筆者はまたこうも言っている。「宗一は斯ういう処へ来るにも、洋服は着て居らぬ」。関西は東京と比べるとこの時代も洋服を着る人は少なく洋服にはまだプレステージがあったのかもしれない。(大丸 弘)
ID No. A07-098
出典資料 報知新聞
発行年月日 1907(明治40)年10月27日号 x面
小説のタイトル 寒牡丹(11)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K60:[海岸]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀初め;1907(明治40)年
国名 日本
特定地域 兵庫;神戸;住吉浜
キーワード 中折帽子;中折れ帽子;黒絽三つ紋の羽織;煙草
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥