| 説明 | むかしのわずかな恩を言い立てて、関係を迫ってくる男の存在に悩む奥様。恩とか義理とか、秤で計れないものの拘束は、さまざまにひとを苦しめていた。和服はどれも構造がほぼ同じで、その同じ構造のものを、物心つくころからずっと身につけているため、心の状態と、きもののあしらいが、だいたい決まった型をつくる。もちろんその型は人それぞれでもあるのだが、舞台などではひとに共通する動作を「型」として重んじる。いま奥様が片手を袖にくるみ、片手を胸元に差し入れてうつむいているのも、思い悩む女の型、といえるだろう。奥様の束髪は二百三高地髷で、廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)としては張り出しの少ない初期の風。(大丸 弘) |
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| ID No. | A06-152 |
| 出典資料 | 報知新聞 |
| 発行年月日 | 1906(明治39)年12月6日号 8面 |
| 小説のタイトル | 夫婦舞(98) |
| 作者 | 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)] D3su:[裾;褄;端折り;からげ] D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)] D800:[感情・思考・意志の表現一般] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1906(明治39)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 奥様;二百三高地髷;胸元に手を差し入れる |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 全身 |