近代日本の身装文化(身装画像)
説明 本所の裏長屋に住む素性も仕事も怪しげな連中をめぐる騒動。その住人の中のひとり、朝鮮髯の易者に大金持ち逃げの嫌疑がかかり、刑事が捜査に踏み込む。「鳥打帽にインバネスを着たる男」とあるのが刑事。インバネスは二重外套で、第152回のように羽根と言っている部分を後ろに刎ねると、手が自由になる。和服の上にも洋服の上にも着ることができるので便利だった。下は縞のきもので両刳の下駄というのは、小商人の外出姿のよう。この易者は朝鮮髯が代名詞になっているらしい。顎髭だが、顎の先端部分だけに細長く生やしたものをそう呼んだ。日露戦争(1904年,1905年)で朝鮮に渡った人たちの、両班あたりの風俗を見ての記憶だろう。(大丸 弘)
ID No. A06-146
出典資料 国民新聞
発行年月日 1908(明治41)年2月4日号 x面
画家・撮影者 公文菊仙(公文菊僊)(1873-1945)
小説のタイトル 八軒長屋(後篇)(153)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ke:[警察官;目明かし]
D4ek:[易者;巫女;シャーマン]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D1hi:[ひげ]
Vwa:[男性和装外套]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
特定地域 東京;本所
キーワード 刑事;鳥打帽子;鳥打ち帽子;山高帽子;朝鮮髭;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント]
男女別 男性
体の部分 全身
関連情報 A06-145, A06-146, A06-147