近代日本の身装文化(身装画像)
説明 謎の洞窟探検がテーマ。この種の冒険譚は大衆小説のひとつの人気分野なので、家庭悲劇や上流階級の遊蕩生活もの等々のあいだに挟まって、ときおり顔を出す。舞台は大菩薩連山のあたり。発端のこの日は、青梅鉄道の終点の小駅に、数日前に探検に出発した夫を追って来た、ひとりの女性。「当時流行の極に達して居る束髪の一婦人」とあって、何巻とは書いていないが、これがこの時期、いわゆる下田式から花月巻、廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)に至る早い変化の一段階なことは疑いない。なお文中の「当時」とはこのころの言い方では現在を指す。「駝鳥のボアに襟を埋め、吾妻コートに身を包んで(……)」とあれば、この女性が金に不自由のない、流行に忠実なたちであることは確か。(大丸 弘)
ID No. A06-131
出典資料 国民新聞
発行年月日 1906(明治39)年1月2日号 5面
小説のタイトル 新空気(2):福引でも引く様に勢ひ好く引抜いて
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
D013:[少年(ほぼ中学生の年頃(12~15,16歳))]
Wka:[鞄]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 20世紀初め;1906(明治39)年
国名 日本
キーワード 束髪;庇髪;ボアのショール;吾妻コート;制服;コート;ぞうり;座布団
男女別 女性;男児
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A06-130, A06-131