近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この日の本文とは関係のない情景。玄関の広い式台に横座りに座って、袖で涙を拭っている貧しい女。袖無しのねんねこ半纏で乳飲み子を背負っている。もうこの頃になると赤ん坊のあたまを剃ってお芥子(ケシ)にする習慣は廃れているが、それでももみ上げに名残が見られる。女の髪はいわば本来の束髪で、後頭部で束ねた髪をぐるぐる巻に結んだもの。農夫などはわらしべで縛るというが、あり合わせの紐を使った。いぼじり巻(疣毟巻)と言った。櫛に巻きつけたものが櫛巻で、櫛巻もいぼじり巻に比べれば、髪型の内に入る。(大丸 弘)
ID No. A06-106
出典資料 都新聞
発行年月日 1907(明治40)年2月20日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 夫さだめ(45)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D000:[乳児;赤ん坊]
D2:[ヘアスタイル]
Vka:[掛襟]
Vhat:[半天;どてら]
Wzo:[草履;草鞋]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀初め;1907(明治40)年
国名 日本
キーワード 貧乏;玄関;疣毟巻(いぼじりまき);いぼじり巻;黒襟;ねんねこ半纏;ぞうり;もみあげ;しぐさ;袖口で涙をぬぐう
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥