近代日本の身装文化(身装画像)
説明 主人公の思い出ばなしで、やや往き来があるが、この挿絵についていえば数年以前の横浜の女学生、というだけのこと。しかし、何年か前の風俗を忠実に復元するというのではなく、描かれた二人は、現在の1906(明治39)年風と見た方がよい。1906年から過去四,五年という期間は、束髪のかたちにとりわけ変化があったから。右側、派手な柄物のパラソルを肩に担いだ学生は、いわゆる二百三高地風に髷がうずたかくなっている。傘に隠れてよく見えないが、髷の根はリボンで結んでいるらしい。左側、黒い傘を下に持っている方の学生は、前髪を大きく膨らませている。下田式というのがこの形を指すか。二人とも肩揚げがあって、左の少女は上に被布か羽織かをはおっている。被布と羽織は襟の構造がまったく違うが、襟は豊かなお下げに隠れてわからない。(大丸 弘)
ID No. A06-096
出典資料 都新聞
発行年月日 1906(明治39)年5月31日号 1面
小説のタイトル 前代未聞 かくれ蓑(102):物語り
作者 △△生
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D7jog:[女学生]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhi:[被布]
Vhaf:[袴(女性)]
Vkat:[肩揚げ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀初め;1906(明治39)年
国名 日本
特定地域 神奈川;横浜
キーワード 女学生;二百三高地髷;下田歌子式;リボン
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥