近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女学生相手の下宿の住人が、待遇等についての意見を言い合うということで、「二十六人ヅラリと居並んだ、お垂髪(サゲ)、束髪、大前髪に額にゾロゾロ乱れ毛の下がって居る花月巻は三分の二以上はある(……)」と描写されている。花月巻は日露戦争(1904年,1905年)前後に、そのくらい流行した髪型だったが、具体的にはあまりよくわからない。この挿絵の中では手前左端の女性の髪が説明とも合致しているので、真ん中右寄りで縞のきものを着ている娘との二人がそれらしい。はっきりしているのは、このスタイルがやがて廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)として定着するだけに、前髪が膨れている、という点だろう。手前左から二人目、絣のきものの娘は銀杏返し。(大丸 弘)
ID No. A05-061
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年7月8日号 5面
小説のタイトル 人こゝろ(49)
作者 多和田菱軒(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2ic:[銀杏返し]
Qkas:[絣]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
キーワード 花月巻;飛白;火鉢
男女別 女性
体の部分 全身;上半身;下半身;坐臥