近代日本の身装文化(身装画像)
説明 物語発端の男女の出会い。女はいま井戸端で釣瓶棹を握っている。粗い子持縞の襟付きのきものの襟元に、若い娘らしい派手な半襟が覗いている。紺の前垂れ掛けで姉さん被り、襷掛けは、水仕事をする女の十人が十人の恰好。近寄って道を尋ねているのは、「絣の瓦斯二子上下揃ったのを着たのが、かちりと書生下駄踏み滑らしながら、指先で気色ばかり撮んだ中折帽子の縁を上げて(……)」。上下というのは羽織ときもの、揃いであると対(ツイ)という。若い男の紺絣の対は、篤実そうで、よいものだった。それに紺足袋、まな板のような安定のよい書生下駄。説明とちがい、挿絵では帽子を脱いでいるし、中折ではないようだ。(大丸 弘)
ID No. A05-052
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年1月9日号 4面
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
小説のタイトル 懸賞当選小説 琵琶歌(7)
作者 大倉桃郎(黒風白雨楼)(1879-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K122:[水汲み場;洗濯場;共同井戸]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Vhan:[半襟]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vtas:[襷]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
キーワード 井戸端;釣瓶棹;水仕事;姉さん被り;姉さんかぶり;姐さん被り;姐さんかぶり;子持ち縞;黒襟;前垂れ;襷掛け;瓦斯二子;紺足袋;書生下駄
男女別 男性;女性
体の部分 全身