近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪・船場の両替商の暖簾を押し分けているのは、靫(ウツボ)の塩物問屋の主人で、この家の親族の一人。「着たる外套は上がり口に脱ぎて、結城縞の裾短う、咳払いひとつして間の杉戸に手をかけ」という姿。結城は紬の上等品でちょっとした外出着としてこれ以上のものはない。手に持っているのは中折でなく黒の中山高帽らしい。上に着ている外套は商人などがよく着るモジリではなく二重外套のようだがはっきりしない。襟にラッコなどの毛皮をつけるのは、金歯や金縁眼鏡ほどでもないにしても、けっこう懐具合のいい旦那の印象を相手に与えた。(大丸 弘)
ID No. A05-040
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年5月19日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 吉丁字(2)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vwa:[男性和装外套]
Qkeg:[毛皮;毛皮製品]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
特定地域 大阪;船場
キーワード [インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];結城紬の外出着;毛皮の襟;中山帽;暖簾(のれん)
男女別 男性
体の部分 上半身