近代日本の身装文化(身装画像)
説明 結婚はしたものの、姑のひどい扱いに苦しむ新妻。訪ねて来た友人に訴えている。姑の不満の理由は嫁の体格に関してであって、この日の挿絵でも、手前の友人と比べればそれはよくわかる。二十歳前後のふたりの束髪が、ふつうはあまり見られない角度から描写されている。右側のヒロインの新妻は、新妻らしい丸髷でも高島田でもなく、第9回と同じ前髪の大きな、当世風の束髪と考えられる。姑が入籍を拒んでいることと関係があるのだろうか。嫁にしばらくのあいだ娘時代の恰好をさせておくことは、この時代めずらしいことではない。客の女学生の束髪は、前日の第16回と同じ。(大丸 弘)
ID No. A05-006
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年1月20日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 唯心(17)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhao:[羽織]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
キーワード 和室;火鉢;障子;襖(ふすま);紋付き羽織;長羽織;しぐさ;袖口で涙をぬぐう
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A05-004, A05-005, A05-006