| 説明 | 母親とふたりで、東京で下宿暮らしをしている娘を訪ねて来た知り合いの男、なにかと立ち入ろうとする男の図々しさに辟易した娘は、身体を硬くして顔を背けている。お嬢さまといってもよいこの娘は、二枚重ねのきものの襟元を窮屈そうにピッタリ合わせて、その上に被布を着ている。被布は羽織同様、外でも座敷の中でも着られ、羽織よりすっぽり身体を包むのでずっと温かく、明治・大正にかけては広く用いられていた衣服。娘の髪は前髪が聳(ソビ)えるように高く、これが縦型の束髪の最終段階、とでもいうか、このあと前髪は前にせり出していわゆる廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の時代に入る。(大丸 弘) |
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| ID No. | A04-188 |
| 出典資料 | 報知新聞 |
| 発行年月日 | 1904(明治37)年2月6日号 1面 |
| 小説のタイトル | 合はせ鏡(36) |
| 作者 | 巌谷小波(1870-1933) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | H6:[和座敷一般] D2so:[束髪(前期縦型の)] Vhi:[被布] Vhao:[羽織] D800:[感情・思考・意志の表現一般] H000:[照明;照明具(一般)] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1904(明治37)年 |
| 国名 | 日本 |
| 特定地域 | 東京 |
| キーワード | 座布団;湯呑み茶碗;茶托;机;和綴じの本;火鉢;障子;吊りランプ;顔を背ける |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |