近代日本の身装文化(身装画像)
説明 零落した家の一人娘が東京に出て、世間の風に当たって生きてゆく物語。第1回の主人公紹介では、「身装(ミナリ)は質素の上を通越して、やや粗悪な方、髪もS捲に取揚げて、一片の白のリボンが着けてあるばかり」とある。S巻は1880年代半ばに束髪がはじまったとき、上げ巻、下げ巻、マガレイトなどとともに最初に紹介された比較的単純なスタイル。しかし名前は同じS巻でも、この時代になるとまるで同じとは思えないくらい変化していて、いちばん目立つ相違点は、前髪が著しく大きくなっていることと、日本髪風の髱(タボ=後ろ髪)があることだ。一言でいえば初期のS巻が日本髪に接近して、一種の折衷髪になっている。(大丸 弘)
ID No. A04-164
出典資料 時事新報
発行年月日 1904(明治37)年12月11日号 6面
小説のタイトル 冷腸熱腸(れいちょうねっちょう)(5)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード S巻;髱(たぼ);リボン;お太鼓結び;帯揚げ;ランプ
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A04-162, A04-164