近代日本の身装文化(身装画像)
説明 華族には旧公卿家と旧大名家のほかに、維新や、その後の政治的社会的功績によって爵位を賜った新華族といわれる家があった。身の栄達という点からいえば官位より勲章より爵位を得ることに優る誇りはない、と考える人も多く、この物語はそういうひとりの人物を描いている。第2回は嫌がる妻を老母と一緒になって無理やりに汽車に乗せようとしている伯爵。この作品では若い女性が忠実に皆、この伯爵夫人と同じ髪型をしている。前髪が高く、髱(タボ=後ろ髪)は襟足にかぶさるくらいで、後頭部にかなり技巧的に髪を捻ったかたちの髷が見える。いわゆる花月巻の系統のもの、と考えられる。(大丸 弘)
ID No. A04-157
出典資料 時事新報
発行年月日 1904(明治37)年10月31日号 6面
小説のタイトル 新華族(60)
作者 加藤眠柳(生年不詳-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D007:[女の老人]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 華族;花月巻;高尚な束髪;引っ掛け結び;ひっかけ結び;長煙管(きせる);長火鉢;薬缶(やかん)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A04-148, A04-153, A04-157