近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この日の本文とは関係のない、芸者がお座敷によばれて道を急いでいる、あたりまえの情景。三味線をもってお供をするのを箱屋といって、芸者屋の若い衆が務めるのだが、この芸者は女中を箱屋代わりに使っている。もっと人手がなければ芸者自身が裸の三味線を袂で抱えて、褄をとって歩く。しかし安直な町芸者の中には裾も曳かず、したがって褄もとらずに、三味線を抱えて走ってくるような女もあった。この芸者の履いているのは両刳の塗下駄、女中のはもちろんそれよりずっと安物の日和下駄。芸者は素足。芸者が素足と決まっていたのは江戸時代の深川芸者で、この時代にはもうはやらない。向こうでこっちを窺っているのは屑屋。(大丸 弘)
ID No. A04-140
出典資料 都新聞
発行年月日 1904(明治37)年11月28日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 探偵実話 雷巳代治(いかづちみよじ)(91)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wge:[下駄;クロッグ]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 褄取り;両刳りの塗り下駄;女中;眉落とし;黒襟;日和下駄;素足;屑屋
男女別 女性
体の部分 全身