近代日本の身装文化(身装画像)
説明 深夜、芸者屋へ入った強盗が、家人へ拳銃を突きつけて脅している。ところは東京築地の新富町。こんな芝居の舞台のような強盗は現代では滅多にないだろうが、明治のことに前半期にはけっこう多かったらしい。強盗がこの家をあとにしてからのことを書いた四日後の新聞に「黒の二重廻しを着し、同じ色の中折帽子をかぶりたる男が大なり風呂敷包みを抱え来たりて、車夫に、貴様大急ぎで己を乗せてゆけ、と言える挙動いかにも怪しかりければ(……)」、警官に眼をつけられた、となっている。この時代、家にある金目のものの第一は衣類だったため、大風呂敷は泥棒にとっては仕方なかったが、警官にとっては不審者のいちばんの特色だった。二人の芸者の髪は芸者島田。なお家人を縛るために女の締めていたしごきを使っているが、第1回では副帯(シタオビ)といい、第2回の中では副帯(シゴキ)とルビを振っている。(大丸 弘)
ID No. A04-133
出典資料 都新聞
発行年月日 1904(明治37)年8月28日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 探偵実話 雷巳代治(いかづちみよじ)(2)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
Vwa:[男性和装外套]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
特定地域 東京;築地
キーワード 芸者屋;強盗;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];格子柄;ワイシャツ;ホワイトシャツ;芸者島田;テーブル;ごちそう;徳利(とっくり)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A04-132, A04-133