近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京発神戸行き東海道線の夜行列車。寝台車は1900(明治33)年に山陽線の一等車にはじめて登場しているが、東海道線ではこの物語の日露戦争(1904年,1905年)以前には連結されていない。一二等乗客をふくめて、だれもが倚子の上で一夜を過ごさなければならなかったから、時間はもちろん大幅に短縮されはしたものの、京、大坂への旅行はそう楽になってはいなかった。主人公の橘大尉は密命を帯びての私服旅行で、二重外套の襟を立て、頭巾を被って顔を隠している。外套の色も黒だろう。二重外套にはいろいろなタイプがあるが、時代が下がるにつれ、後ろに頭巾の付くものより、襟に毛皮の付いた、旦那風のタイプが好まれている。(大丸 弘)
ID No. A04-119
出典資料 読売新聞
発行年月日 1905(明治38)年1月13日号 3面
画家・撮影者 梶田半古(1870-1917)
小説のタイトル 橘英男(34):日本人ハ眠つて居る
作者 町田柳塘(町田柳次郎)(楓村居士)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G70:[電車;汽車]
Jno:[乗り物の中]
Wzu:[頭巾;覆面]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
D4ke:[警察官;目明かし]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 夜行列車;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];オーバーコート
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥