近代日本の身装文化(身装画像)
説明 次のお座敷へ向かう芸者が、すれちがった人力車上の客を見返っている。連れているという箱屋は描かれていない。挿絵の枠が小さく、絵も概して略筆で、風俗の参考としては物足りない点もある。浮世絵系の古い画家は観客の見る舞台のように、天井の桟まで細かに描くという風だったのが、大正期(1910年代)になると挿絵は人物中心になり、それも細部は省略する傾向が広がる。清方はその先鞭をつけているといえそうだ。この芸者はコートを着てお高祖(コソ)頭巾を被っている。芸者がお座敷を回るのにこんな風をするのはめずらしい。また、お高祖頭巾の流行はこのころまでだった。(大丸 弘)
ID No. A04-118
出典資料 読売新聞
発行年月日 1905(明治38)年1月9日号 3面
画家・撮影者 梶田半古(1870-1917)
小説のタイトル 橘英男(30):おや橘様
作者 町田柳塘(町田柳次郎)(楓村居士)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
Wzu:[頭巾;覆面]
Vko:[コート(女性和装外套)]
G790:[人力車]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 芸者;コート;御高祖頭巾;おこそ頭巾
男女別 女性
体の部分 上半身