近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ハート型の中は、いま思案中の四人の男性のうちの一人と、最近離婚騒ぎになっている女性。「天下に跳返った蝦茶式部の果てで人の嬶(カカ)ァになっている女も多いが、ああいう飛び離れた不心得の動物は先ず少なかろう」という難物。縦型束髪はこの時期あたりから前を大きく膨らませるようになってきた。いわゆる下田式といわれたのがこのタイプだろうか。男四人のうち着流しひとり以外は来客だろう。椅子やソファがセットされている洋間とちがい、畳の部屋はそれぞれの座る場所に、人と人との関係が表れる。「座を決める」ということがけっこう厄介で、思慮の必要な場合があった。(大丸 弘)
ID No. A04-074
出典資料 東京日日新聞
発行年月日 1904(明治37)年10月13日号 4面
小説のタイトル 夜叉男(37)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 下田歌子式;着流し;背広
男女別 男性;女性
体の部分 頭部;全身;坐臥