近代日本の身装文化(身装画像)
説明 福知山に向かう山陰線の車内。向かい合わせに座っているのは女学校出の娘と婚約者の母親。立っているのは連れの、娘の婚約者の教師。娘は二十歳前後、婚約者の母親は四十代だろう。母親は老人風の丸髷で、前髪も髷もごく小さい。娘の方は束髪だが、前髪、というより頭頂部がいちじるしく高く、大きいのが眼を惹く。1903(明治36)年から1905(明治38)年頃にかけては束髪の転換期で、何式、何巻というもの数多く現れた。その中に頭頂部や前髪をうずたかくするものもあり、下田式とか、二百三高地とかいうのも、そのタイプだったらしい。(大丸 弘)
ID No. A04-056
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年12月6日号 8面
小説のタイトル 長恨(3):闇からぽつと
作者 大江素天(1876-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G70:[電車;汽車]
Jno:[乗り物の中]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D4kyo:[教員]
D2ma:[丸髷]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vhao:[羽織]
Whan:[ハンカチーフ]
Whu:[袋物]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 老人風の丸髷;前髪;ハンカチで口元を押さえる;黒紋付き羽織;羽織紐;角帯;手提げ袋;煙管(きせる);煙草盆
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥