近代日本の身装文化(身装画像)
説明 いままで石臼のような番頭とばかり思われていた男が、被っていた面を脱いで自分のほんとうの素性を言い、主人の身内を脅す場面。世話狂言によくあるゆすり場。あぐらをかいて上に載せた方の足を、ふところから出した手でぐいと引き寄せる。これがゆすり、脅しのきまった型。本職のやくざだと片肌を脱いで倶利伽羅紋紋(クリカラモンモン)の文身を見せ、これが大きな威圧感になるが、白鼠の番頭がにわかに変身したのだから、着ているのはお仕着せの縞のきもので、この恰好が精一杯。画家・公文菊仙の描いた腕のつきようがちょっと不正確なため、男がどっちを向いているのかわからない。(大丸 弘)
ID No. A04-053
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年11月10日号 8面
画家・撮影者 公文菊仙(公文菊僊)(1873-1945)
小説のタイトル 一軒屋(26)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D3had:[肌脱ぎ;胸のはだけ・くつろげ]
D802:[脅し・怒り・叱責・威圧・威厳の表現]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード ゆすり場;胡座(あぐら)をかく
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥