近代日本の身装文化(身装画像)
説明 肺結核で床を離れられない妻と、神経衰弱のため休職中の夫。この妻は家つきの娘だが、官吏の夫が公務で一年間の台湾出張中に、出入りの医師と不倫の関係を持ち、帰国後それを知った夫は妻に近寄ることがない。第12回は、話したいことがあるという妻の強い求めで久しぶりに顔を見合わす夫婦。妻は布団にもうシーツを敷いているが、この時代のシーツは幅が狭く、上下に折り込むだけ。かたわらの大きな枕は、病人が「高うしてある枕によりかかり」とあるように、座布団などを丸めて病人用にこしらえたもの。妻の束髪はこの時代の特色で前髪と髱(タボ=後ろ髪)が大きく、また髷をやや複雑に結んでいる。名前ばかりが有名で、具体的にはもうひとつはっきりしない花月巻という結び方も、この種のものだったか。(大丸 弘)
ID No. A04-048
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年8月20日号 7面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
小説のタイトル 野間心中(14)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4by:[病人;けが人;障害のある人]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D5ne:[寝巻;ナイトウエア]
D1hi:[ひげ]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 花月巻;寝間着;八字髭
男女別 男性;女性
体の部分 上半身
関連情報 A04-047, A04-048