| 説明 | ヒロインは「美しいというより寧ろすごいほどの美人、艶のある髪を流行の花月巻にして、香(カオ)り溢(コボ)るる桃色のリボンの釵(カザシ)」という説明のある美女。花月巻はこの一,二年で流行に乗った束髪の一種で、あたまに船を載せたように前後に膨らみをもつ髪型。前の膨らみがやがて廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)と呼ばれるようになる。第1回の挿絵では画家の不注意か、髪が背後の夜の闇に紛れてしまってまったくわからない。第9回では前髪から鬢(ビン=横髪)、髱(タボ=後ろ髪)にあたる周囲はよくわかるが、この名称の起こりになったという頭頂の髷部分はよく見えない。ただし、挿絵画家の知識や再現力を100%信用することはもちろん正しくないだろう。第1回で、この美女と逢い引きしている白絣のきものの男性が、本文には「縞スコッチの背広服」とあるのだから。(大丸 弘) |
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| ID No. | A04-044 |
| 出典資料 | 大阪朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1904(明治37)年7月3日号 4面 |
| 小説のタイトル | 義兄弟(9) |
| 作者 | 玉堂 |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)] D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)] Vhan:[半襟] K6:[海;河川;湖沼] G73:[手漕ぎ舟;ボート;ヨット] G732:[渡し船] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1904(明治37)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 花月巻 |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 上半身 |
| 関連情報 | A04-040, A04-044 |