近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ショールを身に纏っているのは十八になる娘。「一昔前に流行りし鶏卵(タマゴ)色の肩掛に身を包みて、静かに街灯の下に立ちいずるは」とあって、話し声も凍るような寒い夜に、女性はきものの上にこのショール一枚を防寒衣として用いている。ショールがはじめて女性の衣料として流行したのは1880年代初め、明治10年代のことだった。そののち何回かの波があったので、本文で「一昔前の流行」といっているのは、この明治10年代では少し古すぎる。1890年代後半以後はいわゆる東コートが流行しはじめ、ショールはどちらかというとコートの陰に隠れることがあったが、それはあくまでも眼に立つ流行の話で、ショールは冬の防寒衣料として重宝されつづけている。(大丸 弘)
ID No. A04-024
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年4月1日号 7面
小説のタイトル 召集令(1)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード ショール;房飾り
男女別 女性
体の部分 全身;上半身
関連情報 A04-024, A04-026, HC04-017