近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大晦日だというのに家を空けていた夫が、元日に朝帰りしたのにむくれている妻。もとは下宿屋の娘でおおぜいの学生を悩ませた器量よしだったが、その面影は名残なく消え失せたり、と作者は書いているが、そんな娘時代から、まだ十年も経っているわけではない三十前の女性を、この時代の人は非常な落差があるように見る傾向がある。女の結っているのは丸髷で、大正・昭和期に比べると前髪が小さく、細め。髷の根に挿した簪(カンザシ)を抜いて痒いところを掻くのが、悪いわけではないが、いかにも内心の焦れている印象を生むようだ。(大丸 弘)
ID No. A04-018
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年1月15日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 大和魂(13)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 土瓶;襖(ふすま);簪;抜き襟
男女別 女性
体の部分 上半身