近代日本の身装文化(身装画像)
説明 伊豆半島葉山の町外れに閑静な別荘を抱える一家のお嬢さま。自分の知らないうちに親同士のあいだで結婚話がとりきめられている。しかし自分には密かに想っている人がある。それで気病みして、別荘でひとり過ごしたがる。このお嬢さまの髪型は1890年代(明治20年代)の縦型束髪だが、前を大きく膨らませ、そのため毛の少ない人は前髪かもじを入れる。髱(タボ=後ろ髪)は日本髪の髱と変わりなく下がっている。このスタイルは前年あたりから見られるようになったもので、いわゆる花月巻、といわれるものに共通するようだ。花月巻はある資料では、「円輪のグルリに残りの毛を花の如くからませてある処から名づけた」と言っている。しかしそのかんじんの髷の部分は、あまりよくわからないし、きまりきったものでもなかったろう。(大丸 弘)
ID No. A04-006
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年1月11日号 7面?
小説のタイトル 新作 相思怨(そうしえん)(9)
作者 草村北星(1879-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 別荘;お嬢様;花月巻;お太鼓結び;うちわ
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A04-006, A04-009, A04-011, A04-012