近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「芳紀(トシ)は正に十九、太い銘仙の袷に亀甲の絣、髪を花月巻とか云うのに為て、白い薔薇の簪(カンザシ)を挿している。一見何となく幽なる趣があって、色の白いのと、眉の優しいのと、眼の清々しいのと、髪の濃いのが眼に立って(……)」と、第16回にはある。このヒロインは東京府下の辺鄙な場所で生まれ、不幸な境遇の中で育った、「野末に咲いた野菊のような女」と彼女を庇護する男性は誉める。引き合わされた友人は、「女学生風であるが、牝鹿のような優し味があって、品格と愛嬌とふたつながら備わっていた」と見た。その第16回,大団円のような花月巻に結うようになったのは、庇護者の男性を知った頃かららしく、それ以前、ふつうに島田を結っている姿が第18回。(大丸 弘)
ID No. A03-135
出典資料 時事新報
発行年月日 1903(明治36)年12月11日号 6面
小説のタイトル 血薔薇(ちそうび)(18)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2sim:[島田;高島田]
Vhan:[半襟]
Vka:[掛襟]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 黒襟
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A03-134, A03-135, A03-140