近代日本の身装文化(身装画像)
説明 独り者のこの家の主人の、身の廻りの世話をする三十代の女中。「四十には未だ届かぬほどの中年増で、頭髪(アタマ)を丸髷に結って、双子の上に擬(マガイ)琉球の羽織、ちょっと垢抜けのした、品のある婦人」とある。最初の妻と離別した森鴎外は、三十七歳の独り身で小倉に赴任したとき、要りもしない二人の女中を家に置いている。たまたまこの作品と同じ年のことだ。しかし世の中には、そんなことに頓着しない男の方が多かったにちがいない。この挿絵は略筆の早描きなので、細かいところを云々しても仕方がないが、丸髷にしては前髪も髷もすこしおかしい。むしろこの頃はやりの束髪のように見える。また、女中が家の中で羽織を着て花を生けることも、ないとはいえないだろうが。(大丸 弘)
ID No. A03-094
出典資料 読売新聞
発行年月日 1903(明治36)年12月27日号 1面
小説のタイトル 結婚難(1)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 生け花;華道鋏(はさみ);花鋏(はさみ)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥