近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「夕方の沐浴(ユアミ)を終えて、柏の葉の大形を模様にした縮緬の浴衣に、茶と白の博多織の伊達巻、薄う化粧をして」という十八歳で、まだ肩揚げがある。東京から来た避暑地の宿の泊まり客で、都心の堅い家庭の娘。髪はなんとも言いようのない恰好だが、前髪が極端に大きく取られているのは、確かにこの時期の下田歌子式や花月巻の影響だろう。こういった束髪はたいていは自分で結ってしまうので、ぞんざいで、なんとも名前のつけようのないものが多かったはず。いつも崩れかかったように、後れ毛が下がっているのも束髪の特色で、油をほとんど用いないため。(大丸 弘)
ID No. A03-092
出典資料 読売新聞
発行年月日 1903(明治36)年9月13日号 7面
画家・撮影者 梶田半古(1870-1917)
小説のタイトル 毒饅頭(4)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vyu:[ゆかた]
Vkat:[肩揚げ]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 下田歌子式;花月巻;後れ毛;縮緬の浴衣;博多織の伊達巻
男女別 女性
体の部分 全身;上半身