近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ヒロインの初野の外出姿、怪我がまだじゅうぶん癒えていないので、下宿の主婦の手を借りて着ている。「頭髪(アタマ)を正し、顔もちょっと化粧(コシラ)え、衣服(キモノ)は昨日のままなれど、襦袢だけは新しい白羽二重の襟の掛かったのに着替え肩掛(ショール)は白鳥の羽根を散らしたプラシテン、袴は唐草模様のカシミヤを裾長に穿いて、すうと立ったその姿の美しさ、品の高さ」。下宿代はじめ、入院費用などのための借金をしなければならない気の重さでか、うつむき気味の初野。彼女は昨日はネルの襦袢を着ていたのだが、その違いになにか想いがあるのだろうか。初野は背の高い女性、ということになっていて、画家もそれを受けて、当時の女としては例外的な八頭身に描いている。(大丸 弘)
ID No. A03-070
出典資料 読売新聞
発行年月日 1903(明治36)年3月19日号 1面
小説のタイトル 魔風恋風(まかぜこいかぜ)(5):入院料(8)
作者 小杉天外(1865-1952)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D7jog:[女学生]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhao:[羽織]
Qkas:[絣]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Vhaf:[袴(女性)]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 女学生;飛白の書生羽織;フラシ天;唐草模様の袴
男女別 女性
体の部分 全身