近代日本の身装文化(身装画像)
説明 吉原に出入りの小間物屋を呼び止めている新造。新造は本来は花魁(オイラン)につき添って身の回りの雑用を足す小女。この絵では眉毛を落として髷も小ぶりにしたけっこう年のいった女で、言っていることも小娘の言うようなことではない。遣り手の間違いか。あるいはこの時代呼び名に混乱が生じていたのか。呼び止められた小間物屋は貸本屋の若いもんなどと同様、籠の鳥の女たちにとっては、外の噂ももたらしてくれる気晴らしのいい相手であった。それだけに商売柄もあり、小粋な男が多かったろう。紺絣のきものに前垂れ掛け、角帯のうえに帯留めを重ねて結んでいる。被っているのは鳥打帽、そして商売ものの入った大風呂敷を背負っている。(大丸 弘)
ID No. A03-061
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年10月8日号 4面?あるいは8面?
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
小説のタイトル 金剛盤(49)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
特定地域 東京;吉原
キーワード 眉落とし;鳥打帽子;鳥打ち帽子;紺飛白のきもの
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身