近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第15回は二十代の未婚女性、第18回はどこか大人びてきた、しかしまだ世慣れぬ、可憐な十代の娘。海の近い避暑地の夏で、襦袢の上には単衣もの、頭は軽い束髪。日本髪でも束髪でも髪の量はちがわないのだが、島田や丸髷は構造が大きく複雑なうえ、飾りものも多いので重く感じられた。しかし束髪も1890年代のように単純なものでなくなり、梳き毛を入れて大きく膨らますようになっていた。このころから何々巻といったはやりがたくさん生じ、記録に残っているが、具体的にはどんなものかほとんどわからない。この二人のように全体が膨らみ、まだ次の時代ほど廂(庇)(ヒサシ)の張り出していないスタイルを、もっとも有名な花月巻の名を借りて、仮に花月巻風と呼ぶことにする。(大丸 弘)
ID No. A03-056
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年8月4日号 8面
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
小説のタイトル 失恋狂(15)
作者 河野鶴浦(河野巳之助)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Qkas:[絣]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 未婚女性;花月巻風;飛白のきもの;お太鼓結び;素足;襖(ふすま);竹
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A03-056, A03-057