近代日本の身装文化(身装画像)
説明 裕福な実業家の姉娘だが、神経を病んで家族と離れ、郊外の別荘住まいをしている二十歳になる女性。第1回は「品よき島田に結い、縮緬の単衣に絽の夏帯、手には塗り絵の深草団扇を持ち」、大きな切子灯籠を吊した縁先に佇む。第2回ではまだ十二,三歳の少女である妹を前にして亡き母を偲んで涙ぐんでいる寝間着姿。島田の髪は崩れかかって毛筋も乱れているが、その大きさが病身の娘のか細い首には憐れなほど。前で結んでいるのは華やかな色の柔らかいしごき。そう貧乏人でないかぎり、女性は家でも木綿浴衣などは、湯上がりのほんのわずかの時間身につけるだけで、麻地や、縮み、紅梅織など肌につきにくい組織の単衣を、素肌か薄い汗取りの上に着ているのがふつう。(大丸 弘)
ID No. A03-042
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年8月12日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 幻灯(2)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
H000:[照明;照明具(一般)]
G043:[縁先;縁端]
D2sim:[島田;高島田]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 竪縞のきもの;縁側;廊下
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A03-041, A03-042